上の海浜市民運動広場には「野球、ゴルフ禁止」の看板があり、飛ぶボールはNGとしてサッカー等に利用されるようです。柵もなく誰でも入れる原っぱ(自由広場)でも管理できる様子に、アバウトながらも融通できた、昭和的な地域社会の空気を思い出します。
グラウンドは、ガキ時分に草野球をしたような原っぱ(芝ではない)ですが、走り回れることがうれしそうな様子は、昔と変わらないように。小学生時分はとにかく運動したかったので、帰りがけに「野球やろうぜ!」と呼びかけたことを思い出しますが、徐々に原っぱも無くなりました……
上のまっすぐ続く並木の裏側には、サイクリングロードが並行し、道路の反対側には広大な花見川終末処理場(下水処理場)があります(その上部は美浜ふれあい広場のグラウンド)。ほぼ海岸線に並行する直線道路は堤防跡のようで、以前の海岸線だった東関東自動車道付近から広がる、埋め立て地の区割りとされたようです。幕張で潮干狩りした時分に「もうすぐ埋め立てられる」と、耳にした記憶があります(昭和40年代の工事)。
花見川を挟んで幕張の浜に隣接する検見川の浜は、砂浜を囲うような長い防波堤(上奥)のおかげで、砂浜が維持されているように見えます(幕張の浜は侵食が激しい)。ここは海水浴ではなく、レクリエーション(ウィンドサーフィン、パラセーリング)向けの海浜公園。
右は、以前も撮ったモニュメント(?)に飾られる鯉のぼりですが、今年のこどもの日もイベント自粛で、鯉のぼりだけが寂しく泳ぐことになりそうです。天気がよければアウトドアは、一年でいちばん気持ちのいい季節なのですが……
大会が近いにしても、長時間プレーを続けられる体力に感心します。風の強い日でボールが流されても、めげずにボールを追いかけるのは、海辺のスポーツでは必須の練習なのか? でも男のビーチバレーって、基本的にスルーですよね……
以前は寿司屋で「検見川=赤貝」が通じるほど、付近の赤貝は有名だったそうです。東京湾奥の遠浅海岸はほとんど埋め立てられ、貝の生息環境も失われてしまい(付近では、沖合から埋め立て用の泥を吸い上げ、急深の地形になった)、人による復元も難しい状況となりました。
慣れっこに響かない緊急事態宣言
感染者を減らしたい国民の願いを、ないがしろにし続ける政府に対する反発なのでしょう、3度目の緊急事態宣言初日のインタビューでは、「思ったより人出がありました」(お前も同類!)の状況らしい。もはや、高校生に対する生徒指導レベルに思えるが、高校は義務教育ではないので仕方ないのか? 酒類、カラオケの提供禁止。百貨店、大型店舗の休業。ネオン、看板の消灯。外飲み禁止 等々、にもかかわらず人出があるのは、目的地(営業店)があるためかと。繁華街なら「どこかやってるよ」と考えるのは、若さを持て余す連中だけでなく、いい年をしたおばちゃん 等も同じとは驚きますが、皆さん人混みじゃないと発散できないようです。
そんな様子をTVで目にすると、欧米諸国のロックダウンが正しそうに思えてきます。日本でも次の制限は「外出禁止」ですから、そのようなカードを持つべきではないかと。ですが、なんとも中途半端な期間の先には、IOC バッハ会長来日予定(5月17日)があるためらしいが、そこまでに収束すると考える国民はいないことと……
ブラタモリ「日本の岩石スペシャル」(4月17日放送)
岩石なんて関心のカケラもない女子アナが、初めて耳にした専門用語を怪訝そうに「いま、何て?」(聞いただけでは想像できないことでしょう)に対する、タモリの説明や、専門家の詳しい解説を聞いた後に、「そんな石があるんだ〜」程度に見続けてくれれば御の字と感じる、土曜ゴールデンタイムの斬新な企画でした。
岩石や地形が、地理的環境を形成し、そこに地域文化や生活が生まれることを、伝え続ける番組なので、ほんの少しでも関心が広まったなら、関係者や取材地域の人々は涙して喜ぶのではないか。番組を知る視聴者は、すんなり受け止められそうなところが、革命的! と。
地学をかじったことのある立場としては、拍手喝采です! 👏👏👏