2021年4月18日日曜日

春の小川──海老川

2021.4.3【千葉県】

 ここは、船橋の地名由来とされる橋が架けられた海老川の上流部で、小川の両岸に遊歩道が整備される桜の名所ですが……



 「桜、終わっちゃったねぇ」「でも、先週は密だったから」夫婦の会話はわかりませんが、いまどき小さな子ども連れの外出は、人ごみを避けたいことと。花の盛りは終わりましたが、家族でゆっくり過ごせているように見えました(何だか、昭和期の洗剤のCMのよう…)。
  以前歩いた際に、住宅地から田園地帯へと誘う小川沿いの遊歩道がいい雰囲気なので、花の季節に足を運びますが機を逸しました。見頃は都市部より少し遅めと見込んでいましたが、満開は自宅周辺と同時期だったようです。というより、それほど距離は離れてないが、房総半島方面から流れ込む暖気の影響で、付近の方が開花は早いかもしれません。認識不足でした……


 桜吹雪のピークも過ぎたようで、ハラハラ舞い落ちる花びらを味わうことに。桜吹雪を撮るのは難しいのですが(タイミング、風の具合や背景 等)、いつか撮りたいと。
 「春の小川は、さらさら行くよ♪」と静かながらも流れるので、花びらの絨毯は1枚目のような、流れのよどみ付近に限られます。下のように流れゆく姿は、実生活の様々な場面に例えられますが、思い浮かんだ途端に流されていきます。桜の花びらと同様、人も散った後は自然に帰ることができるように、生活のために利用するモノも同様であるべきではないかと……


 桜の名所として評判を得るためには、春の使者とされるソメイヨシノを中心にしないと人を集められませんが、その前後に咲く品種が植えられていると、見頃を逃した人々も救われた気持ちにさせてくれます。下はこれから見頃の品種(名称不明)。
 以前、桜目当ての観光に来たらしい外国人旅行者が、蕾を目にしてがっかりする姿を思い出しました(その年の開花は遅かった)。現在は自分たちのことだけで精一杯ですが、次の春は外国の方々にも花を楽しんでもらいたいと……



高齢者へのワクチン接種開始

 65歳以上の高齢者は人口の約3割だそうで、彼らの接種が4〜6月(3ヵ月)とすると、全国民完了はプラス6ヵ月(3ヵ月×2)で今年いっぱいかかるの?(6月以降の供給数は大幅増の見込み)
 ワクチン接種が進む国の新規感染者数は目に見えて減少しているらしいも、国産ワクチンを持たない現状では供給を待つしかありませんが、わずかながらも光が見えてきたように。

 都知事発言「東京へ来ないで頂きたい」の部分だけを切り取り、様々な批判や揚げ足取りの標的とされましたが、人の流れを抑制したい東京都の本音であることは、都民として当然理解できます。現在の数字は花見時期の感染者数ですが、拡大に向かう予兆を掴んでいるのかもしれません。
 一般人への接種開始が、五輪開会100日前という状況ながらも、IOCとの我慢比べのために無駄な税金が使われ続けます……

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