都心の桜の開花情報を耳にするも、足を運ぶ気になれず千葉を歩きますが、こちらも安心できる状況ではないんですよね……
日差しは弱くても暖かさのある、花曇り(春の季語で、桜の花が咲く時期の明るい曇り空 )のお彼岸ですが、思ったより人出が少ないのは、お年寄りとの外出を控える方が多いためかと。
普段の彼岸は、桜には少し早い時季ですが、今年の開花はかなり早いため、ちらほらと咲き始める様子が楽しめます。この地や自宅周辺もまだ咲き始めのように、都心(靖国神社の標本木)との気温差を実感できる季節感と言えそうです。
都県境周辺の気象情報は日頃からアバウトなので、「両側の中間程度?」と受け止めますが、どっちに転んでも裏切られた印象を持ってしまいます。
法華経は飛鳥時代に伝来し、聖徳太子が推古天皇に講義して以来日本仏教の源流とされます。現在の主な宗派がその教えを尊重するように、日本人に適した経典のようです。
千葉街道から始まる参道(JR下総中山駅前から?)は、ゆるやかな坂を登り、京成中山駅付近の黒門をくぐり(親しみを感じる門前町が健在)、丘陵の頂付近にある仁王門(赤門)から、境内へとなだらかに下ります(平地と丘陵の境界付近に立地)。
山号の正中山が中山(といえば競馬場?)の地名由来。
家族連れを多く見かけるのは、外出を自粛するため「家族で墓参りに行こう」との動機かもしれません(彼岸の墓参りは大切な要件です)。これを機に家族単位で行動する機会が増えればと、前向きに受け止めるべきかもしれません。
花の季節に人出が増えるのは、日本人のお約束ですから、リバウンドや非常事態宣言解除のタイミングと重なるこの春は、昨年以上に警戒した方がよさそうです……
学習できない国民を巻き込む、聖火リレーのパフォーマンス
地方都市でのリバウンドや、病床の逼迫(ひっぱく)度が高まる中での聖火リレー実施は、学習できない政府・官僚たちが、同様に学習できない国民を巻き込み、責任の所在をうやむやにしようとするパフォーマンスに思えてなりません。聖火リレー沿道に密集が見られても、対策は呼びかけだけで、中断せずに進められるそう。
マスコミも「桜が見頃です」の翌日には「桜の名所に人出増加」など、別の意味で信頼できないにもかかわらず、学習できない人々は「だいじょうぶだよ」との勝手な解釈で、密集に足を運びます。政治家やマスコミと同様「リバウンドが心配です…」と口にしながら、平然と出歩く国民は、五輪中止の際に「国民の理解が得られなかった」の言い訳に利用されるのではないか?
現在の状況が続けば五輪どころでない、との考えから国民は出歩くのだろうか?